復刻版)tの妄想⑤「マスター・プロジェクト」

●マスター・プロジェクト[master-project]


私は、現在 東京大学で密か?に進行中のシステム(並列分散探索システム)を知り、
いずれ、激指とのドッキングも有り得るんじゃないか、と推測しました。
(こういうシステムは、「分散コンピューティング」、「グリッドコンピューティング」と
言うらしいですなー)


これは、並列分散探索システムと激指がドッキングされたら・・? の私の妄想である。
私は、このシステムと激指のドッキングを
「マスター・プロジェクト」(将棋解読計画)と勝手に呼んでいます。(またかいなー)(^^;


「マスター・プロジェクト」[master-project]とは?


「マスター・プロジェクト」は、
・並列分散探索システムからなる、「マスター・コンピュータ」[master-computer]と
・激指的対局思考プログラム、「モンスター将棋」[Monster-shogi]から構成されています。
(好きやなー)(^^;



●マスター・コンピュータ[master-computer]


「マスター・コンピュータ」の並列分散探索システムは、
「中央のサーバ、つまり中心となるコンピュータが居なくても計算ができる」
「好きなときにコンピュータを追加・脱退でき、計算はその間も続けられる」事が、
出来ます。(横山さんより)


より性能を追求し、高速化を実現した「マスター・コンピュータ」の目的は、
・置かれた局面から分岐可能な局面の全分岐局面を探索すること。
・ネット上の暇なコンピュータにアクセスし、並列分散探索をすること。
・それらの探索情報を集計し、記憶装置「HDDデュプリケータ」に保存、保持すること。
(膨大な全分岐データを、保存する「HDDデュプリケータ」は、その膨大なデータを
驚異の圧縮率で保存する) (見たんかいなー)(^^A


私は、過去に「読みにおける量と質」と題して、次の事を書きました。


物には、量と質的視点から考察することができます。
この物を将棋の読み(強さ)に喩えたとき、
量とは「思考時間、その時間に探索した局面数」といえます。
質とは「読みの精度(アルゴリズム)」といえます。


スーパーコンピュータを数万個用いて、局面局面の全ての可能な指し手を高速に
探索できたとします。
これで量さえ、プロ棋士に増されば勝てると考えがちになりますが
しかし、その全ての可能な指し手を探索した中からプロ棋士を負かす手を決定させる質、
「読みの精度(アルゴリズム)」が絶対不可欠であり、これなくして 
どんなに局面を探索しても プロ棋士に勝つのは不可能で並列型の処理をしたとしても
結局その結果と内容は 一人の羽生さん対一人のアマ五段レベルとの対局とほとんど変わらないと
いうことになります。


これが初手から終局まで探索できたなら話は違うのですが・・・。


次の事を妄想提案します。


初手局面から、激指に思考探索候補手を50手(種)あげさせ
その候補手50手を(並列分散探索システム)で探索深度50手(深さ)まで分散探索させる。
次に2手目の局面から候補手を50手あげさせ その候補手50手を(並列分散探索システム)で
探索深度50手(深さ)まで分散探索させる。
これを初手から50手目まで繰り返す。  (無茶言うなー)(^^A
私は、この候補手50手の探索深度50手内にプロ棋士に勝つ手が90%以上あると妄想します。


本当に、初手から50手目までの局面局面の候補手50手の探索深度50手内にプロ棋士
勝つ手が90%以上あるなら これで、量(情報)では プロ棋士に勝てる量(情報)を
90%以上得たことになります。(ほんまかいなー)(^^; <<注意>>
・分岐探索幅(読みの広さ)を、その局面から激指の思考探索候補手50手(種)に設けている。
・数手先、数十手先で重複する局面もある。(たぶん)
・初手から15手先のA局面と5手目から10手先の15手目の同A局面の盤面評価値は違う?
故にこれを繰り返す。 (訳は略す)


私は、今 東京大学で密か?に進行中、行われている実験、デモンストレーションは 
最終最大の目的の為のものであると妄想します。


最終最大の目的とは?


「ショウギゲノム」(全分岐局面数の解明)である。


あらゆる実験を終了しデータを集計保存したマスターは、宇宙探査機が実験を終え 
宇宙の彼方への探査に向かうように
将棋全分岐局面数の解明「ショウギゲノム」の旅へ狩り出されるのである。
私には、ショウギゲノムの解明が何十年かかるのか?解りませんねー。(^^;
いつか、この全分岐局面数の解明により、将棋が約10の何乗か?が明らかになるであろう。
(ほんまかいなー)(^^A


「マスター・コンピュータ」とは、将棋全分岐局面データを保持している、
完全な将棋データベースとなるのである。 (違っても知らんけどねー)(^^A



●モンスター将棋[Monster-shogi]


「マスター・コンピュータ」の最強のパートナーで、
私の妄想する「プログラムC」ルーチンを実現、搭載している、
激指的対局思考プログラムを「モンスター将棋」[Monster-shogi ]と勝手に呼んでいます。
(なんぢゃ、そりゃー)(^^;


激指的対局思考プログラム「モンスター将棋」とは?


「モンスター将棋」は、
「マスター・コンピュータ」(将棋全分岐局面データを保持している、
完全な将棋データベース)とアクセスし 膨大な局面データの必要な情報を高速で検索し、
つまみ出す事ができます。
そして、その局面を分析検討し、有利、優勢、勝勢を評価分類し最適化され
その必要な情報は、モンスター将棋の持つ局面データフォルダに収納、保存され管理される。
(見たんかいなー)(^^A


「モンスター将棋」は、「マスター・コンピュータ」の前もって並列分散探索された 
あらゆる分岐局面、 又は、対局時に並列分散探索される あらゆる分岐局面を高速で駆け抜け
検索し分析評価することができる。


モンスター将棋のデータは、膨大なデータを そのまま保存するのではなく、
1局面を1データとし その局面までの手順手数データは保存されません。(なんぢゃ、そりゃー)


後手の持駒:なし
 9 8 7 6 5 4 3 2 1
・---------------------------+

v香v桂v銀v金v玉v金v銀v桂v香
・v飛 ・ ・ ・ ・ ・v角 ・
v歩 ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩v歩
・v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 ・
歩 歩 ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩
・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・
香 桂 銀 金 玉 金 銀 桂 香

・---------------------------+
先手の持駒:なし


上図局面は、初手から4手進行の局面。この局面までに次の手順が考えられる。(4分岐)


1 ▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △8四歩まで。
2 ▲7六歩  △8四歩  ▲2六歩  △3四歩まで。
3 ▲2六歩  △3四歩  ▲7六歩  △8四歩まで。
4 ▲2六歩  △8四歩  ▲7六歩  △3四歩まで。


モンスター将棋は、1局面を1データとし その局面までの手順手数データは保存されない。
つまり、初手局面を 「・」A とし 4手進行の局面を「・」Bとしたら上記の手順棋譜
保存されないのである。


>局面A ・       ・ 局面B


局面A「・」と 局面B「・」を結ぶ掛け橋をプログラム「Cルーチン」が受け持つのである。


>局面A ・--------------・ 局面B
      「Cルーチン」


モンスター将棋の「Cルーチン」の役目は、AからBまでの局面の危険を思考チェックし、
確実に目的局面に運ぶ事にある。 (見たんかいなー)(^^A



私が、読みの深さを例えて表現するなら 次のようになります。


あなたが(誰や?)ある道も無い荒地に目隠しで立たされ(初手局面)
50歩先に旗の立つ目的地(50手先の有利な局面)に
歩いて辿りつけと命令された時に
初めて、そこを歩く者(将棋初心者)は どう進めば(指せば)いいのか? 戸惑うでしょう。
でも、先人の引いた道(定跡)があったら安心して? 手探りしつつも
進むことができるでしょう。
ただし、道のあるところまでは・・・。


20歩先まで見る(20手先まで読める)ことができれば
10歩先まで見る(10手先まで読める)者よりは
50歩先の目的地(50手先の有利な局面)に近い所に辿り着くことができるでしょう。
しかし30歩先まで見る(30手先まで読める)者よりは近くに辿り着く可能性(勝率)は
薄いでしょう。
なぜなら、より先が見えて(より先が読める)いるからです。


では、目隠しがなければ(すべてを読む)どうでしょう。


マスタープログラムが、すべてを見ている、読んでいるなら
荒地を歩くのに手間(処理時間)は要しますが確実に目的地に辿り着き
目的を達成するでしょう。
先人の引いた道(定跡)があれば便利ですが無くても目的地に到着するでしょう。



「マスター・コンピュータ」は、その局面から応じる分岐局面(道筋)を
前もって見せてくれるのである。
「モンスター将棋」は、そのおかげで間違いがあれば軌道修正できるのである。
目的地(有利な局面)に確実に向かうために
間違えやすい重要な箇所(20、30、40手の有利局面)に
ポイントの旗(これがモンスター将棋の局面データとなる)を置き、
安全確実に到着できるのである。 (ほんまかいなー)(^^A


例え、最短の道筋が道路工事で通行止めでも、
それなら どの道を通れば危険なく安全確実に目的地に到着できるか?前もって見て
知っているのである。
つまり、対戦者が どんなに抵抗しようとも、その先の展開(有利か不利か)を見て
知っているとなる。


「モンスター将棋」は、「マスター・コンピュータ」から全ての道筋を
前もって見せられ知っている!
「モンスター将棋」は、既に あなたの手を見て知っているのである!!


これが、モンスター(怪物)のゆえんである。(なんの、こっちゃー)(^^A




将棋を解読した、「マスター・プログラム」の完成が、待ち遠しいですね・・・。