特別寄稿) tの告白録「真・黙示録」

今回(2005年度)の第15回選手権で、YSSの二連覇は成りませんでした。


私のYSS優勝特別寄稿「tの黙示録(全史) 最終章」を覚えている人は、
私のYSS二連覇予想がハズレた!と思っている人がいるかもしれません。


その判断は、このtの告白録「真・黙示録」を読んだ後にお願いしたいです。
================================================================

私は、丁度一年前のYSS優勝特別寄稿「tの黙示録(全史) 最終章」の最終行に
次のように書きました。

「新時代の到来を預言し、「tの黙示録 最終章」は、終わりを告げるのである・・・。 」と。

つまり、「tの黙示録 最終章」は、終わりを告げ、新時代の到来を預言しました。
私は、ここにtの告白録「真・黙示録」を公開できることをとてもうれしく思います。

YSS優勝特別寄稿の「tの黙示録(全史) 最終章」には、
いくつかのカラクリが仕込まれています。これを「tのダ・ヴィンチ・コード」と勝手に呼んでいます。
(なんぢゃ、そりゃー)(^^A
それを今回、tの告白録「真・黙示録」として説明する義務と責任を感じています。


まず、その前に激指の全勝優勝の原動力となった強力なYSSの存在を忘れてはならないでしょう。
YSSの存在があればこそ、激指の全勝優勝が成就しただろう、からです。

                                                                                                                                                            • -

「tの黙示録(全史) 最終章」の原文をいくつか引用し、「真・黙示録」の解説をします。


○「tの黙示録(全史) 最終章」原文○
>2002年3月23日の、私の名文?「コンピュータ序盤私想」を引用します。
>(この文が第12回大会前の文である事に注目)  

>コンピュータの棋力を向上させるには一本の無敵なプログラムがあれぱ十分だと思います。
>そのソフトの出現により、他のソフトも読み深度は確実に20、30手と深まっていくでしょう。
>もし、深度を深めることをしない、できなかったなら 極のように連勝、連覇を許すことになるでしょう。
>五月大会で 実力差の無い戦国期の今に、全勝優勝したプログラム!
>それが、私の予想したプログラムであるなら 連勝連覇を予想します!! 
>そのソフトには、極の連勝連覇の記録を塗り替えて欲しいですね。


>Q:我らのYSS(AI将棋)に連勝連覇優勝!はありますか?


>A:あります! YSS(AI将棋)が、それを望み、私の妄想する「Cルーチン」の実現に努めるなら、
>YSS(AI将棋)の無敵時代の到来となる!ことを、ここに断言します。(ほんまかいなー)(^^A


●解説●「無敵のプログラムの出現を預言」
私は、無敵のプログラムの出現を預言しています。
しかし、それがYSSであるとは率直に断言してはいません。
YSS(AI将棋)に連勝連覇優勝!はありますか? と問い、
YSS(AI将棋)が、それを望み、私の妄想する「Cルーチン」の実現に努めるなら、
YSS(AI将棋)の無敵時代の到来となる!可能性を条件付きで予想しているにとどめています。


なぜなら、この時点でYSSには預言での無敵のプログラムとしての印(しるし)が欠けていたからです。
そして、その印(条件)についても「tの黙示録(全史) 最終章」の文中に記載しています。


○「tの黙示録(全史) 最終章」原文○
>五月大会で 実力差の無い戦国期の今に、全勝優勝したプログラム!
>それが、私の予想したプログラムであるなら 連勝連覇を予想します!! 

>かくして、私が あの時に垣間見た、ビジョン〔vision
>五月のコンピュータ将棋大会は打倒IS将棋目指し、KCC将棋が200万定跡を搭載し粉砕!! 
>優勝を狙うと予想します! それを阻止できるのはYSS将棋しかありません! 
※(激指は、当時、無名で、存在すらあまり知られていなかった)


●解説●「無敵のプログラムとしての印(しるし)」
印(しるし)は、全勝優勝したプログラム!
それが、私の予想したプログラムであるなら 連勝連覇を予想しています!! 
また、打倒IS将棋目指し、KCC将棋が200万定跡を搭載し粉砕!!し、優勝を狙うのを
阻止していること。
※粉砕!!とはKCC将棋が実質、IS将棋の上位を占めていることを意味します。
(IS将棋の上位を占めた、KCC将棋の優勝を阻止した、プログラム)
※(実質、激指は、YSSにも勝利しました。)


●解説●「私の予想したプログラム」
第13回選手権優勝予想として、
・激指 東大将棋 AI将棋 の中から優勝者が出ると予想しました。(この順番って・・・?)
私は、激指 東大将棋 AI将棋を薙ぎ倒せるのは、柿木将棋か、それ相当のプログラムである!と
妄想します。
今回は起こらなかっただけで、 次回は脅威の的中率で東大将棋に襲いかかる!と予想しました。


私の予想したプログラムは、今回、第15回選手権で見事すべてが的中しました。


つまり、「tの黙示録 最終章」の終わりの後、新時代の到来に出現するプログラムこそ、
IS将棋を粉砕し、優勝を狙うKCC将棋を阻止し、全勝優勝する無敵のプログラム!なのである。



●解説●「新時代の到来」
今年から、将棋プログラムがアマ竜王戦に出場することができる権利を得ました。
いずれ、プロ棋士とコンピュータ将棋の対局も世間の関心が深まれば実現すると思っています。


私の予想は、初戦敗退。


しかし、それは「コンピュータ将棋の敗北」を意味しません。
    それは「コンピュータ将棋の曙」であります。(なんの、こっちゃー)(^^A


ご健闘に期待します。


Q:本当に激指は、無敵のプログラムとして連勝連覇優勝できるのでしょうか?


A:それは、来年明らかとなるでしょう。------------------------完----(20050505-06)--------
 
 

今、言えることは私の預言する無敵のプログラムの印(しるし)を、強力なYSS自身が自ら
激指に刻印したことである。(激指の全勝優勝を阻止できなかったの意)

                                                                                                                                                            • -

PS.
私の「tの黙示録 最終章」に巧妙に仕組まれた暗号「tのダ・ヴィンチ・コード」は、
ダン・ブラウンでも、解読することができなかったであろう・・・。(なんの、こっちゃー)(^^A